相談の背景
ご相談に来られたのは、高齢になり体力の衰えを感じ始めていたSさんご夫婦(84歳・80歳)です。 お二人には独立した長女のほかに、精神障がいを抱え、長年自宅で同居している48歳の長男がいました。
「自分たちが亡くなった後、お金の管理が苦手な長男は無事に暮らしていけるだろうか……」 そんな深い不安を抱えながらも、何から手をつければよいか分からず、先延ばしになっていました。
直面していた課題
- 夫婦それぞれの財産の全体像と、将来かかる相続税が正確に把握できていない
- 長男に直接財産を遺すと、適切に管理できず浪費してしまう懸念がある
- 弟を支える意思がある長女に、どのように管理を託せばいいか仕組みが分からない
リーガル・アソシエイツのサポート(現状整理と解決策)
いきなり手続きを進めるのではなく、まずはご夫婦それぞれの不動産や金融資産を細かく洗い出し、「財産承継に関する現状整理レポート」を作成して可視化しました。 資産の現実を正しく把握したうえで、以下のオーダーメイド対策を実行しました。
- 家族信託の活用: ご夫婦の財産の一部を、信頼できる長女に託す契約を締結 。長男自身が直接大金を持つことなく、長女の管理のもとで毎月安定した生活費を受け取れる仕組みを作りました。
- 公正証書遺言の作成: 万が一の際にも家族が揉めないよう、残りの財産の分配を遺言で明確にし、実務担当である私が遺言執行者に就任しました。
承継後の未来(お客様の声)
長年、胸の奥でつかえていた不安が、ようやく解消されました。どこに相談すればいいのか分からず悩んでいましたが、まずは現状を一緒に整理してもらえたことで、私たちが去った後も長男が安心して暮らせる具体的な道筋が見えました。本当に安心しています。
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